ミズノ ドライバー HS別の選び方 ST-Z・ST-X・JPX ONEの使い分け
目次
ミズノのドライバーは、モデル名の途中に入る一文字で性格が決まる。ST-Z、ST-X、ST-MAX、そして2026年のJPX ONE。この記号を読み違えると、スライスを直したい人が直進性重視のヘッドを買うことになる。
ここではメーカー公表スペックが確認できているモデルだけを並べ、HSと球筋から候補を絞る手順をまとめた。
記号の読み方が分かれば候補は半分になる
ミズノのドライバーは、同じ世代の中で性格の違う複数のヘッドが並ぶ構成をとってきた。名前の記号がその違いを示している。
- ST-Z: 標準系。左右への散らばりを抑える方向
- ST-X: ドロー設計。カタログ上で「ドロー設計」が明示されている唯一の系統
- ST-MAX: ミスへの強さを優先した位置づけ
- JPX ONE: 2026年に登場した新しい系統
スライスが持ち球なら、この時点でST-Xに絞れる。逆につかまり(球が左に行きやすい性質)が強く出る人はST-Xを外す。ここを飛ばして評価点だけで選ぶから、買い替えても症状が変わらない。
検証済みスペック比較
GolfEdgeが人手で検証したメーカー公表値のみを掲載する。カタログ検証が済んでいない項目は「未登録」と記す。
| モデル | 発売年 | ヘッド体積 | ロフト | 純正シャフト | フェース素材 | 設計キーワード | 定価 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ST-Z 220 | 2022 | 460cc | 9.5 / 10.5° | Diamana ZX60 for Mizuno | 未登録 | CORTECH FACE / ION PLATED FACE | ¥72,600 |
| ST-X 220 | 2022 | 460cc | 9.5 / 10.5° | 未登録 | — | CORTECH FACE / ドロー設計 | 未登録 |
| ST-Z 230 | 2023 | 460cc | 9.5 / 10.5° | 未登録 | α-β系チタン (Ti-412) 鍛造 | CORTECH CHAMBER / BERYLLIUM COR LOFT | 未登録 |
| ST-X 230 | 2023 | 460cc | 9.5 / 10.5° | 未登録 | α-β系チタン (Ti-412) 鍛造 | CORTECH CHAMBER / BERYLLIUM COR LOFT / ドロー設計 | 未登録 |
| ST-MAX 230 | 2023 | 460cc | 9.5 / 10.5° | TOUR AD GM D | α-β系チタン (Ti-412) 鍛造 | CORTECH CHAMBER / BERYLLIUM COR LOFT | 未登録 |
| JPX ONE | 2026 | 未登録 | 9.5 / 10.5° | TENSEI / MFUSION HT D | 未登録 | — | ¥92,400 |
表を見て最初に気づくのは、ロフト展開が全モデル9.5°と10.5°の2択だという点だ。ミズノのドライバー選びでロフトに悩む余地は小さい。決めるべきは系統と世代である。
世代の切れ目は2023年にある
220系と230系では、フェース周りの設計思想が変わっている。
220系(2022年)はCORTECH FACEを名乗る。230系(2023年)ではCORTECH CHAMBERとBERYLLIUM COR LOFTに置き換わり、あわせてフェース素材がα-β系チタン(Ti-412)の鍛造になった。名称変更ではなく、素材と構造の両方が動いている。
中古で狙うとき、この切れ目は価格に効く。220系はすでに一世代前の扱いで、ST-Z 220の定価¥72,600に対して中古の実勢はかなり下がる。予算を抑えて系統だけ合わせたいなら220系、フェース素材まで含めて新しい設計を取りたいなら230系。ここが分岐点になる。
JPX ONEをどう位置づけるか
2026年のJPX ONEは定価¥92,400で、STシリーズより一段上の価格帯にある。純正シャフトはTENSEIとMFUSION HT Dの2系統が用意され、フレックスはS・SR・Rから選ぶ。
ヘッド体積とフェース素材はカタログ検証が済んでいないため、この記事では数値を出さない。確認できていない数字を書かないのが、このサイトのスペック表記の原則だ。実機で確かめるべき項目として下に挙げておく。
試打で確認すること
ミズノのドライバーを検討するなら、確かめるのは次の点だ。
- ロフトは9.5°と10.5°のどちらか。全モデル共通の2択なので、HSと現在の打ち出しの高さから先に決めておく
- 純正シャフトの重量帯。ST-Z 220はDiamana ZX60、ST-MAX 230はTOUR AD GM Dと、モデルによって別のシャフトが載る。重量帯が変わると振り感がそのまま変わる
- JPX ONEはヘッドサイズを実機で確認する。カタログ検証が済んでいない項目なので、構えたときの見え方を自分で判断する
2026年最新ドライバー徹底比較ガイドでは他社モデルとの比較軸も整理している。乗り換えを検討するなら合わせて読んでほしい。
記号と年式、この2つで足りる
ミズノのドライバー選びは、記号(Z・X・MAX・ONE)で性格を決め、年式(220か230か2026か)で設計世代を決める。この順序で絞れば、店頭で確認するのはロフトとシャフト重量だけになる。
スライスに悩んでいるならST-X。散らばりを抑えたいならST-Z。予算を優先するなら220系の中古。試打機で3球打てば、あとは重量帯の好みの問題だ。
参照元
クラブ選びの前に基礎を押さえたい方は ゴルフの始め方 完全ガイド からどうぞ。




