クリーブランド ウェッジ歴代比較 RTZと中古RTX4の系譜
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クリーブランドのウェッジは588からRTX、そしてRTZへと世代が積み重なり、名前だけ見ても違いがつかみにくい。RTX 6 ZipCoreと現行RTZ、中古で出回るRTX4のどれを選ぶべきか。この記事はロフト・グラインド・打感・中古相場の軸でクリーブランドのウェッジを歴代比較し、スコア90〜110・ハンデ15〜25の会社員ゴルファーが今日選べる一本まで落とし込む。
クリーブランド ウェッジ歴代比較で名前が似て選べない理由
試打室で現行RTZとRTX ZipCore、中古RTX4を並べると、ハンデ20前後のゴルファーは大抵動けなくなる。「どれも同じに見える」というのが正直な感想だろう。無理もない。RTXシリーズだけで現行のRTX6 ZipCore、RTX FULL-FACE2、RTX DEEP FORGED2の3系統があり、そこにRTZという最新モデルが割り込んできた。RTZはクリーブランドが「ウェッジ史上最高傑作」と位置づける新素材Z-ALLOYを採用した最新作だ。派生を数えれば8本を超え、加えて中古市場にはRTX4のFORGED・サテン仕上げ・ブラックサテンが並ぶ。多すぎる。だからこそ比較軸を先に固定する必要がある。
「新しいほど飛ぶ」は半分しか正しくない。RTZはZ-ALLOYで前作より柔らかい打感を手に入れたが、スピン量(ボールの回転量)そのものはRTX ZipCoreと大差が付きにくい帯域がある。ロフトとバウンス、グラインドの3軸で並べたほうが失敗しない。もう一つの誤解は「ツアープロが使う=正解」という発想だ。RTX DEEP FORGED2は日本市場の上級者向けに設計された軟鉄鍛造プレミアムで、ミスヒット時の初速ダウンが鋳造モデルより出やすい。ヘッドスピード40m/s前後でミート率が安定しない層が飛びつくと、逆に飛距離のばらつきが広がる。ここで使う軸は次の四つだ。
- ロフト構成(2本組か3本組か、PWとの繋ぎ)
- ソールグラインドとバウンス角
- 打感(鋳造・軟鉄鍛造・Z-ALLOY)
- 中古相場を含めた投資対効果
クリーブランド ウェッジ 歴代モデル比較表とアプローチシーン別の結論
RTX(ローテックス)は名器ツアーアクション588のティアドロップ形状を受け継ぎ、2013年にCGシリーズの後継として登場した。フェースに同心円状のミーリングを施すことでフェースをどう開いてもスピンが安定する設計だ。ほぼ2年おきにモデルチェンジを重ね、2023年にRTX6、2025年にRTZが加わっている。
| モデル | 発売年 | 向くアプローチシーン | 強み | 注意点 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| RTZ | 2025 | ラフ・様々なライでのコントロールショット | Z-ALLOYで打感が柔らかく、浅い入射角でも芯を食う | 新素材ゆえ相場がまだ高め | 新品25,000〜30,000円 |
| RTX ZipCore | 2020 | 100ヤード以内のフルショット〜バンカー | 軽比重ピンで低重心、スピン性能が高い | 中古在庫の摩耗差が大きい | 新品17,000〜22,000円/中古9,000〜13,000円 |
| RTX6 ZipCore | 2023 | フルショットからロブショットまで汎用 | ミーリング精度が高く安定した回転がかかる | 派生が多く型番を間違えやすい | 新品22,000〜27,000円 |
| RTX DEEP FORGED2 | 2022 | タイトなライでの繊細な操作 | 軟鉄鍛造の柔らかい打感 | ミート率が低いと初速が落ちやすい | 新品28,000円前後 |
| RTX4(中古) | 2016 | バンカー・薄いライでの基本ショット | 当時最高のスピン性能を持つ名器 | 溝の摩耗でスピン量が落ちている個体がある | 中古8,000〜13,000円 |
用途で見ると、バンカーからの脱出安定を最優先するならRTX ZipCoreが総合的に一番使いやすい。ラフでの抜けの良さと打感を両方欲しいならRTZに一票を入れたい。「ローバウンスほどカッコいい」という選び方は避けるべきだ。日本のコースは柔らかい芝と深いラフが混在するため、実用域の中心はミッドバウンス10〜12度である。見た目のシャープさで選ぶと、ラフで刃が入らずトップが止まらない。構えたときにフェースが低く見えるモデルほどラフに刺さりやすいので、試打の段階でその違和感を確認しておきたい。
100ヤード以内でザックリとしたミスが減らない人は、ウェッジのグラインド選びより前に、そもそもの構え方や距離感の作り方が崩れているケースも多い。アプローチが寄る人は何を変えている?形より先に整えたい基本で基礎を確認してから、グラインド選びに戻ってくるのも一つの順番だ。
現行モデルと中古、どちらを選ぶかの判断基準
ヘッドスピード38〜42m/sで飛距離より寄せの安定を優先するなら、中古RTX ZipCoreが費用対効果で頭一つ抜ける。9,000〜13,000円まで相場が落ちているタイミングと重なっており、スピン性能はRTZと比べても大きく劣らない。一方、打感の好みを最優先するならRTZだ。前作比で柔らかい打感を実現しており、中間距離のコントロールショットで距離感と打感が一致しやすいという評価がある。打感は言葉で説明しにくいが、鋳造モデルが「カッ」と詰まった音なのに対し、RTZは「パン」と伸びる印象に近い。
競技志向でスピン量を細かく作り込みたい層はRTX DEEP FORGED2かRTX6 ZipCoreに寄せる。軟鉄鍛造の打感を求めるならDEEP FORGED2、汎用性ならRTX6だ。ただしミート率が0.8を下回る自覚があるなら、鋳造のRTX ZipCoreかRTZの方が結果は安定しやすい。HSが伸びるまでは無理に上位モデルを選ばなくていい。
クリーブランド ウェッジを中古で買うときに見落とす2点
中古RTX4やRTX ZipCoreを検討する際、真っ先に見るべきは溝の摩耗だ。フェースのミーリングは使用とともに角が丸くなり、スピン量が新品時から落ちる。写真だけで判断せず、フェース面を斜めから見て光の反射でミーリングの角が立っているか確認したい。次にルール適合。R&Aの規則4.3ではウッド・アイアンの単純な形状の基準が定められており、ソール加工や溝の再研磨がある個体は適合性を欠く場合がある。出品者に「未改造」の記載があるかを必ず確認すべきだ。
価格が安いという理由だけで飛びつくと、後で溝の摩耗が原因のスピン不足に気づいて買い直すことになりかねない。購入前に現物写真でフェースのミーリングをチェックする一手間が、結果的に一番安上がりだ。
よくある質問
Q: 初心者に合う世代はどれですか
初中級者にはCVX ZipCoreやスマートソール系のやさしさ重視モデルが向く。RTXシリーズは操作性が高い分、扱いに慣れが必要だ。まずはCVX系で寄せの成功体験を作ってからRTX系に移行する順番が失敗しにくい。
Q: RTXとCVXの違いは何ですか
RTXはフェース全面の同心円ミーリングでスピン性能とコントロール性を高めた中上級者向け設計だ。CVXはソールの抜けの良さと寛容性を優先した設計で、ダフリやトップの許容幅が広い。ミート率が安定しない段階ではCVXの方が結果が出やすい。
Q: 中古RTX4はまだ実戦で使えますか
使えるが、溝の摩耗具合次第でスピン量が新品比で落ちている。バンカーやラフでの脱出用途なら実用範囲だが、グリーン周りの繊細なスピンコントロールを求めるなら新しい世代の方が安定する。
迷ったらまず今の手持ちウェッジのバウンスとロフトの間隔を確認するところから始めるといい。歴代モデルの違いを知っても、自分のセッティングに空いている隙間が分からなければ選びようがない。2026年7月時点の相場感を踏まえ、次のラウンド前に今使っている番手のロフト表を一度書き出してみてほしい。無理に今すぐ買い替えを決めなくてもいい。
参照元
- クリーブランド ウェッジのおすすめ8選。魅力や選び方を紹介! | golfdo.com




