X FORGED STAR BLACK
判定の根拠
- 打感・フィール重視:「数字が小さいほど鉄が軟らかいとされ、打感の柔らかさに直結する要素である。」(キャロウェイ X FORGED STAR BLACK アイアン 公式製品ページ)
GolfEdge の本文(出典つき)の記述から、ルールで判定しています。スペックの数値とは別の評価です。
結論
X FORGED STAR BLACKのI#7ロフトは29度、ヘッド素材は前作のS20Cから軟鉄S15Cに変更されています。QPQ仕上げ(防錆・耐摩耗性を高める黒色の表面処理)による艶消しブラックで統一され、標準シャフトはN.S.PRO 950GH neo LUXURY BLACKだ。深めのキャビティバック(芯を外しても飛距離が落ちにくい構造)と厚めのトップライン・ソールを持ち、無印のX FORGEDよりは寛容性寄り、2024年版STARよりはオフセット(フェースがシャフトより奥まって見える度合い)を抑えた中間的な設計である。飛距離を追う一本ではなく、打感と操作性を重視するプレーヤー向けだ。カスタム対応がなく、販売チャネルも直営店中心に絞られている点は購入前に確認しておきたい。
総合評価
Callawayの鍛造アイアン群の中で、X FORGED STAR BLACKは無印X FORGEDとX FORGED STARの間に位置する一本だ。無印は薄いトップラインとミニマルなオフセットでブレードに近い操作性を狙う設計で、STAR系は深めのキャビティバックと厚めのトップライン・ソールでミスヒットへの許容度を上げています。
2026年のリニューアルでは、ヘッド素材が軟鉄S20Cからより軟らかいS15Cに変わった。数字が小さいほど鉄が軟らかいとされ、打感の柔らかさに直結する要素である。ブラックモデルはQPQ仕上げで統一され、見た目の統一感は歴代STARの中でも際立っている。
総合すると、飛距離番長ではない。海外の同系統モデルのテストでも「ディスタンス系ではない」と明言されており、スコアリングクラブとしての性格が強い一本です。
各メディアの試打レビュー統合
無印のX FORGEDを扱った海外レビューでは、一体鍛造による打感を「crisp sound(歯切れの良い音)」「soft feel(柔らかい打感)」と表現しています。ストリームライン化されたキャビティバック、コンパクトなプロフィール、ミニマルなオフセット、薄めのトップラインの組み合わせでワーカビリティ(操作性)が高いとされ、想定ユーザーはプロや上級のボールストライカー、見た目にこだわる上級者だ。STAR BLACKはこの無印より厚めのトップラインとソールを持つため、同じ鍛造の音や感触を残しつつ、芯を外したときの許容度は無印より上がっていると読める。
同系統の鍛造プレーヤーズアイアンを対象にした別テストでは、「スイングがうまくいっている時は、これ以上気持ちいいものはない」と打感の良さが強調される一方、飛距離重視の設計ではないと明言されている。ショートアイアンの平均バックスピン(ボールの回転量)はテスト内でも高めの部類に入り、スコアリングクラブとしては歓迎する声もあった。打ち出し角も高めのグループに入ったが、これはショートアイアンとしては望ましくない可能性がある一方、グリーンでの止まりやすさにつながる面もあり、評価が分かれる。
寛容性の指標としては、ショートアイアンでピンを狙った際の平均ミスが23フィートというデータがある。比較対象がより寛容性を優先した設計だったことを踏まえると、鍛造のプレーヤーズアイアンとしては立派な数字だとされています。
向いている人 / 向かない人
向いている人
- ミート率が安定していて、飛距離よりも打感・操作性・見た目の統一感を優先したい中上級者。無印X FORGEDのブレード感は少し怖いが、極端に寛容なキャビティアイアンだと物足りない、という中間層に合う。
- 番手ごとの弾道の高さや操作性を自分でコントロールしたい人。深めのキャビティでも鍛造ならではのフィードバックは残る設計だ。
向かない人
- ミスヒットの頻度が高く、番手をまたいだ寛容性をまず最優先したい人。カスタム対応がないため、ライ角やシャフトを細かく調整したい人にも不向きです。
- 飛距離そのものを伸ばしたい人。ディスタンス系ではないと明言されており、番手構成で距離を作る発想の方が向いている。
HS38〜45m/s帯の読者であれば、ここ1〜2年でショットのばらつきが減ってきた人には試打の価値がある。まだ当たり所が安定しない段階なら、無理にこの一本を追わなくていい。
スペック✓ メーカー公式照合済
| ロフト展開 | 23〜43°(5番〜PW) |
|---|---|
| 番手別ロフト | 5番 23° / 6番 26° / 7番 29° / 8番 33° / 9番 38° / PW 43° |
| 標準シャフト | N.S.PRO 950GH neo LUXURY BLACK(S) |
| フェース素材 | 軟鉄S15C |
| 発売年 | 2026年 |
数値の意味(あなたへの影響)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| I#7ロフト角 | 29度 |
| ヘッド素材 | 軟鉄S15C |
| 表面処理 | QPQ仕上げ(ブラック) |
| 標準シャフト | N.S.PRO 950GH neo LUXURY BLACK |
| ショートアイアン平均バックスピン(参考値) | 8984.66rpm |
| ショートアイアンのピン距離平均ミス(参考値) | 23フィート |
ロフト29度は一般的な7番アイアン相当の設定です。飛距離を測る数値ではないが、番手ごとの高さの目安として見ておくといい。
バックスピン8984.66rpmは、参考にした海外テストの中でも高めの部類に入る数値だ。スピンが多いとグリーンでの止まりは良くなるが、風の影響を受けやすくなる面もある。狙って落とすアプローチを多用する人には歓迎材料になります。
ピン距離の平均ミス23フィートは、方向性のばらつきを示す指標だ。比較対象がより寛容性重視の設計だったことを考えると、鍛造のプレーヤーズアイアンとしては悪くない数字である。
歴代・競合の位置づけ
Callawayの鍛造アイアンは、無印X FORGED、X FORGED STAR、そして今回のX FORGED STAR BLACKという並びで寛容性と見た目の方向性が分かれています。無印はブレードに近いミニマルなオフセットと薄いトップラインで操作性を追う設計だ。STAR系はそこから一歩寛容性側に寄せ、深めのキャビティバックと厚めのトップライン・ソールを採用している。
2024年版STARと比べると、2026年のSTAR BLACKはオフセットを抑えた。具体的な数値は公表されていないが、「無印X FORGEDより多く、2024年版STARよりは少ない」という位置づけが公式に示されており、構え感は2024年版よりシャープになっている計算だ。
基本スペック自体は2026年版のX FORGED STAR(非ブラック)と同一で、違いはQPQブラック仕上げと専用カラーのシャフト・グリップにある。性能面での差別化ではなく、見た目の統一感を求める層への選択肢だと考えていい。
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よくある質問
X FORGED STAR BLACKはどんな人に向いていて、逆にどんな人には合わない?
深めのキャビティバック構造に厚めのトップラインとソールを組み合わせ、全番手のブレード長をX FORGEDアイアンのI#3・I#4中間程度に統一した設計になっている。番手ごとの顔つきのばらつきを抑えて構えやすさを重視したい人向けで、極薄トップラインや小ぶりなヘッド形状を好む人には合わない。カスタム対応がないため、シャフトやスペックを自分で細かく組み替えたい人にも不向き。
弾道やつかまりの傾向はどうなっている?
オフセット量は2026年リニューアル版のX FORGEDアイアンより多く、2024年発売の旧X FORGED STARアイアンよりは少なく設定されている。深めのキャビティバック構造により、同シリーズのブレード寄りモデルより重心が低く後方に配置されやすい作りになっている。弾道の高さやつかまりの強さを示す具体的な試打データは公表されていない。
前モデルや同シリーズの他アイアンとどこが違う?
ヘッド素材が前作の軟鉄S20Cから、より軟らかいとされるS15Cに変更され、フィーリングの方向性が変わっている。表面にはQPQ仕上げによるブラックカラーが採用されており、無印のX FORGED STARアイアンとは見た目と耐摩耗性・耐腐食性の面で差がある。トップラインとソールの厚みは通常のX FORGEDアイアンより厚く、オフセットも両モデルの中間的な設定になっている。
やさしさ・寛容性は実際どの程度期待できる?
深めのキャビティバックと厚めのトップライン・ソールは、いずれもミスヒット時のヘッド安定性を高める方向の設計要素で、通常のX FORGEDアイアンより易しさ寄りの構成になっている。ただしミスヒット時の飛距離や方向のばらつきを示す数値的な寛容性テストの結果は公表されていない。カスタム対応がなく番手構成も限定されているため、球筋に合わせて追い込むタイプのモデルではない。
中古で購入する場合、何を確認すればいい?
標準シャフトはN.S.PRO 950GH neo LUXURY BLACKで統一されているため、中古個体では純正のままか差し替え済みかをまず確認したい。セットはI#6~9とPWの5本構成が基本でI#5は単品扱いのため、本数と番手の組み合わせが揃っているかも見ておく必要がある。カスタム対応がないモデルなので、グリップやシャフトが標準仕様と異なる場合は前オーナーが交換した個体だと考えたほうがいい。
シャフトやセッティングはどう考えればいい?
標準シャフトはN.S.PRO 950GH neo LUXURY BLACK、グリップはCallaway Tour Velvet 360ラバーで、いずれも黒で統一されておりカスタムオーダーには対応していない。番手構成はI#5~9とPWの6本展開で、セット販売はI#6~9とPWの5本、I#5のみ単品での取り扱いになる。シャフトやグリップの変更を考える場合は、購入後に別途組み替える前提になる。
購入タイミング・型落ち
販売は直営店中心に絞られています。キャロウェイ/トラヴィスマシューの青山店・心斎橋店、ヴィクトリアゴルフ新宿店9F、キャロウェイ公式楽天市場店といったチャネルでの取り扱いで、通常在庫品として7月10日から順次展開されている。近所のゴルフショップに並ぶタイプの製品ではない点は先に知っておいた方がいい。
カスタム対応がないため、購入前に直営店で実機を握って構え感を確認しておくのが安全だ。ライ角やシャフトの重さを変えたい人は、無印X FORGEDや他のカスタム対応モデルに目を向けた方が合理的です。
登場したばかりのモデルなので、型落ちによる動きを期待できる段階ではない。旧世代にあたる2024年版STARは今後の流通が絞られていく可能性があり、黒よりも従来の見た目を好む人はそちらの状況を先にチェックしておく手がある。急いで結論を出す必要はない。今のスイングでミート率が安定していないなら、次のラウンドで距離感より先にコンタクトの再現性を確かめてから判断しても遅くはない。
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編集方針・出典
本記事は複数の試打レビュー(海外・日本のメディア/動画)とメーカー公式情報を GolfEdge 編集部が総合し、要点を再構成したものです(単独実機試打ではありません)。スペック数値はメーカー公式と照合しています。本文の最終更新: 2026年9月28日(2026年モデル)。