Ai-ONE 24
判定の根拠
- 打感・フィール重視:「Odysseyが長年培ってきた打感の系譜を継いでいる」(Odyssey Ai One 24 Slant Putter)
GolfEdge の本文(出典つき)の記述から、ルールで判定しています。スペックの数値とは別の評価です。
結論
Odyssey Ai-ONE 24はレーシングカーのフォルムを纏ったマレット型パターだ。White Hotウレタンインサートの背面にAIが設計した凹凸形状(コンター)を持たせ、芯を外した打点でもボールスピードの低下を抑える構造になっている。メーカー側は、芯を外したパットでも従来モデルより最大21%ホールに寄るとしている。ピン型からマレット型へ持ち替えたユーザーからは、直進性に手応えを感じたという声が目立つ。距離感の調整には多少の慣れが必要という評価もあり、今すぐ結論を出す必要はない。
総合評価
Ai-ONE 24の核はインサートだ。アルミ製のバッカーに溝入りのWhite Hotウレタン層を共成形し、Odysseyが長年培ってきた打感の系譜を継いでいる。そこにAI設計のコンター(起伏構造)を背面に加えることで、スイートスポットを広げ、芯を外した打点でもボールスピードの低下を最小限に抑える狙いがある。
見た目の訴求も強い。ソール前部にはAIが生成した複雑な隆起模様が見えるポリカーボネート製の窓を設け、ネイビーブルーのPVD仕上げと組み合わせて、歴代のオデッセイ製品とは異なる新しいフォルムを打ち出している。デザインだけの変化かと思いきや、構えた瞬間の見え方そのものが変わる作り込みだ。
調整性にも配慮がある。バット側にカウンターバランスを備えた軽量スチールシャフトを採用し、着脱式ウェイトで重量バランスを好みに合わせて動かせる(ウェイトキットは別売)。打感・構え感・調整性の三拍子を一台でまとめようとした設計だ。
各メディアの試打レビュー統合
複数のレビューを総合すると、まず挙がるのは直進性の評価だ。マレット型であるAi-ONE 24はピンタイプと比べてショートパットの安定感が高いという声があり、自宅の練習マットで打ってみて直進性の良さを実感したという報告もある。
フィット感についても好意的な声が多い。ヘッドの重さやグリップの太さが握りに合うという感想があり、ピン型からマレット型に替えたことで安定感が増したと感じるユーザーもいる。
一方で評価が分かれる点もある。距離感の調整にはまだ練習が必要と感じたユーザーがいる一方、短いパットは外さず満足という評価も同時に存在する。打感に関しては、White Hotインサートの伝統的な柔らかさを評価する声が中心で、極端にネガティブな指摘は見当たらない。
向いている人 / 向かない人
これまでピンタイプのパターを使っていて、ロングパットでのわずかな曲がりやショートパットの外しに不安を抱えている人には向く。マレット型に替えたことで直進性に手応えを感じたという報告があり、構造的にも芯を外した打点でのボールスピード低下を抑える設計になっているからだ。
逆に、距離感をすでに自分の感覚で持っていて、繊細なタッチの微調整を最優先する人にはやや慎重な判断が必要だ。距離感の再調整に時間がかかったという声があり、乗り換え直後は転がりの感触に慣れるまで一定の練習が要る。
向いている人
- ピン型からの乗り換えを考えている、方向性の安定を重視する、構え感やグリップの太さにこだわりがある
向かない人
- 既存のパターの距離感に強く慣れている、見た目の存在感を控えめにしたい
数値の意味(あなたへの影響)
Ai-ONE 24で意味を持つ数値は飛距離ではない。パターなので当然、評価軸は打点のズレに対する強さと、構え感の調整幅だ。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 芯を外した打点のホールへの寄り具合(従来モデル比) | 最大21%向上 |
| 着脱式ウェイトの調整段階 | 4段階 |
「最大21%寄る」はメーカー側の計測に基づく数値で、すべてのミスヒットで同等に効くわけではない。インサート背面のコンター(起伏構造)が吸収できる範囲のズレであることが前提だ。4段階のウェイト調整は、ヘッドの振り心地を軽めから重めへ段階的に動かせるという意味で、構えたときの手元の感覚を自分の好みに寄せる余地を示している。
歴代・競合の位置づけ
Ai-ONE 24は、同時期に追加されたWING BACKや2-BALL JAILBIRD MINIと並ぶ新形状ラインの一台だ。WING BACKが後方に翼のように広がる形状、2-BALL JAILBIRD MINIが2-BALL BLADEとJAILBIRDを融合させた形状であるのに対し、24はレーシングカーのフォルムとアライメントを前面に出した設計になっている。ネックの形状もモデルごとに異なり、24はショートスラントを採用する。
打感という軸では、歴代のWhite Hot系インサートの延長線上にある。アルミバッカーとウレタン層の共成形という基本構造は継承しつつ、AI設計のコンターを背面に加えた点が今回の進化点だ。つかまり(フェースの返りやすさ)やラインの出しやすさを左右するネック形状の違いで選ぶ、という見方もできる。
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よくある質問
ピンタイプから持ち替える場合、Ai-ONE 24は合う形か
マレット型のヘッドでショートパットの線がブレにくいという声が多く、ピン型でラインが不安定だった人が替えると構えやすくなる例がある。逆に小さいヘッドでタッチを繊細に出すタイプのパターに慣れている人は、ヘッドの大きさに最初は違和感を感じるかもしれない。
打感やつかまりの傾向はどんな感じか
アルミのバッカーに溝入りのホワイトホットウレタンを組み合わせた構造で、インパクトの音と感触は従来のホワイトホット系の柔らかさに近い。パターなので球がつかまるというより、芯を外しても転がりの初速が落ちにくい設計になっている点がストローク全体の安定感につながる。
同時発売のWING BACKや2-BALL JAILBIRD MINIとは何が違うのか
24はレーシングカーのフォルムを意識したアライメントとショートスラントネックが特徴で、WING BACKは後方が翼状に広がった形でダブルベントネック、2-BALL JAILBIRD MINIは2-BALL BLADEとJAILBIRDを融合した形状になっている。インサートの素材構成は共通だが、構え感とヘッドの輪郭はモデルごとに別物として設計されている。
寛容性の高さは実際どの程度体感できるのか
インサート背面にAIで設計したコンター形状を持たせており、芯を外した打点でも転がりの初速が落ちにくいよう作られている。自宅のマットで練習した使用者からは直進性の良さを感じたという声があり、芯を外しやすい人ほど効果を体感しやすい構造と言える。
中古で購入する場合、何を確認すればいいか
付属のウェイトキットが揃っているかどうかは中古では見落としやすく、重さの段階を変えて使う前提で買うなら必ず確認したい。シャフトのフレックスがカタログ値と合っているか、グリップの劣化具合、ソールのPanliteウィンドウに傷や割れがないかも合わせて見ておくと安心できる。
シャフトやセッティングはどう考えればいいか
グリップ側に重さを持たせたカウンターバランス構造の軽量スチールシャフトを採用しており、手元が安定しやすいストロークタイプに向いている。ヘッド側は着脱式ウェイトで重さを複数段階に調整できるため、構えた時の振り心地を自分のストロークに合わせて微調整できる点がセッティングの軸になる。
購入タイミング・型落ち
比較的新しい世代のモデルであるため、現時点では型落ちによる選択肢の広がりを期待する段階ではない。マレット型のAi-ONEシリーズに乗り換えるかどうかは、今のパターで距離感とライン出しのどちらに不満があるかで決めるのが近道だ。
方向性の安定を優先するならAi-ONE 24のようなマレット型を試す価値がある一方、今のブレード型に慣れていて大きな不満がないなら急いで買い替える必要はない。パッティングの悩みは単純な性能差だけでなく、構えた時の見え方への慣れも大きいからだ。次にゴルフ練習場へ行く機会があれば、まずはピンタイプと並べて数球転がしてみるといい。
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編集方針・出典
本記事は複数の試打レビュー(海外・日本のメディア/動画)とメーカー公式情報を GolfEdge 編集部が総合し、要点を再構成したものです(単独実機試打ではありません)。本文の最終更新: 2026年10月11日。