Square 2 Square TRI-HOT ROSSIE
判定の根拠
- マレット・ネオマレット:「センターシャフトのマレット型パターである」(オデッセイ Square 2 Square TRI-HOT ROSSIE 公式)
GolfEdge の本文(出典つき)の記述から、ルールで判定しています。スペックの数値とは別の評価です。
結論
Square 2 Square TRI-HOT ROSSIEは、硬さの異なる二層ウレタンを組み合わせたAi-DUALインサート(フェース面のクッション材)と、新開発のF.R.D.グルーブでフォワードロール(打球後の順回転の立ち上がり)を安定させるセンターシャフトのマレット型パターである。ゼロトルク(ストロークの捻れを抑える設計)を狙いながらも、構えた感覚は一般的なマレット型とほとんど変わらないという評価が目立つ。違和感は少ない。ヒールシャフトのブレード型から持ち替えても学習コストが低い部類に入る。
総合評価
TRI-HOT ROSSIEはOdysseyのSquare 2 Squareシリーズの一本で、#7、JAILBIRDと並ぶラインアップの中でもマレット型に近い形状を持つ。フェース面には硬度の異なる二層ウレタンを複雑な曲面で貼り合わせたAi-DUALインサートを搭載し、AIを用いた数多くのシミュレーションと試作を経て開発されたと公式は説明している。ヘッド素材はアルミ、ステンレス、タングステンの三種を組み合わせ、重量の大部分をフェース側に寄せた設計だ。この重量配分とシャフトをフェースに近づけた構造によって、シャフトを傾けなくてもゼロトルクの効果が出る、という狙いが明確である。
複数のレビューに共通するのは「ゼロトルク系なのに構えやすい」という評価だ。独特な形状や寝たシャフトに抵抗を感じやすいこの手の設計の中で、TRI-HOT ROSSIEは見た目の違和感が少ないという指摘が目立つ。打感についても外側が柔らかく内側が硬い二層構造が評価されており、打点の位置に関わらず転がりが揃うという声がある。評価が割れる箇所は見当たらない。
各メディアの試打レビュー統合
打感について、ある海外レビューの筆者は、インサート付きパターには懐疑的だったと前置きしたうえで、TRI-HOT ROSSIEは打つたびに同じ転がりが得られ、ラウンドを通して安定していたと評価している。F.R.D.グルーブ(打点によらずフォワードロールを揃えるための新開発の溝)を深く、角度を大きく設定したことが、この安定感を補強しているという。打感自体は外側が柔らかく内側が硬い二層ウレタンによるもので、「素晴らしい打感」と表現されたレビューもある。硬めの打感を好む層には、柔らかさがやや強く感じられる可能性がある。
操作性ではゼロトルク構造が軸になる。シャフトリーン(シャフトを傾けて構える動作)を排した設計で、アルミ・ステンレス・タングステンの複合素材によって重量をフェース側に集中させている。あるレビューでは5ラウンドの試用で3パットがほとんど出ず、1パットやタップイン2パットが多かったという体験が語られている。ストロークの捻れが抑えられることで、パットの再現性が上がりやすい。再現性が武器だ。
構えについては、センターシャフトでも一般的なマレット型と同じ見た目になる点が評価されている。ヒールシャフトのブレード型やマレット型を普段使う層が持ち替えても、違和感や学習曲線がほとんどないというのが共通した印象だ。レッドのボディとヘッド背面のパターンがグリーン上で見栄えがよく、構えたときの自信につながったという声もある。見た目の評価は好みの差が大きい。
グリップはツアーで使われる人気モデルを調査したうえで改良したミッドサイズのピストル型で、エッジがシャープに立っているため、ストローク中のフェース向きを感じやすいという評価がある。シャフトはブラックPVD仕上げで、同ブランドの従来モデルより重くて硬めに設定されている。センターシャフト構造のパターにはこの硬さが合うという判断だ。
向いている人 / 向かない人
ゼロトルク系のパターに関心があっても、独特な形状や寝たシャフトに抵抗を感じて手が出せなかった層には合う。センターシャフトでも通常のマレット型と同じ構えになるため、違和感は少ない。
- 打点がばらつきやすく、転がりの再現性を上げたい人
- ストロークの捻れが気になり、3パットを減らしたい人
- 見た目の存在感があるパターでグリーン上の自信を作りたい人
普段からヒールシャフト仕様を好み、トゥが大きく動くストロークに慣れている層には、センターシャフトの挙動が合わない可能性がある。無理に替える必要はない。
数値の意味(あなたへの影響)
TRI-HOT ROSSIEのスペック数値は編集部でまだ公式照合が済んでいない。ここでは構造が生むプレー感覚だけを整理する。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| フォワードロールの安定性 | 打点がばらついても転がりが揃いやすい |
| ストロークの捻れ抑制 | ゼロトルク構造でブレが出にくい |
| 構えの違和感 | センターシャフトでも通常のマレット型と同じ見た目 |
| 打感の硬さ | 外側柔らかめ・内側硬めで弾力のある打感 |
この中で影響が大きいのは一行目である。打点がフェース上下にばらつきやすいアマチュアほど、転がりの再現性がスコアに直結する。数値はまだない。判断材料は構造と体験談だけだ。
歴代・競合の位置づけ
Square 2 Squareシリーズは#7、JAILBIRD、TRI-HOT ROSSIEの三本構成で、ブレード型・独特なシェイプ・マレット型という異なる形状を揃えている。TRI-HOT ROSSIEはその中でもマレット側に位置し、見た目の安定感を重視する層に向いた形状だ。シャフトは同ブランドの従来モデルより重くて硬めに設定されており、センターシャフト構造向けにチューニングされている。
ゼロトルクを狙ったパターは他社にも複数あるが、TRI-HOT ROSSIEの特徴はシャフトを傾けずに構えられる点にある。寝たシャフトに抵抗がある層を取り込む設計思想は、同カテゴリの中でも比較的新しい発想だ。流通が進めば、構えやすさを重視する層からの評価がさらに積み重なっていくと考えられる。
Square 2 Square TRI-HOT ROSSIE の価格をチェック
気になったら、在庫・最安値を各サイトでチェック。
よくある質問
このパターはどんな人に向いていて、どんな人には合わない?
ゼロトルク系パターに関心はあるが、独特な形状やシャフトの寝に抵抗を感じていた人には合う設計になっている。普段からヒールシャフトの効きを基準にストロークしているゴルファーだと、センターシャフト特有の構えに違和感が出る可能性がある。
弾道やボールのつかまり方にどんな特徴がある?
Ai-DUALインサートと新開発のF.R.D.グルーブの組み合わせで、打点が多少ずれてもフォワードロールが安定しやすい設計になっている。実際に使用したレビューでは、打つたびに転がりの質が揃っていたと報告されている。
前モデルや他のセンターシャフトパターとの違いは何?
シャフトリーンをなくしフェース側にシャフト位置を近づけたことで、同社の従来モデルよりゼロトルク設計を一段進めている。ヘッド内部はアルミ・ステンレス・タングステンの複合素材で、重量をフェース側に大きく寄せている点も他のセンターシャフトパターとの違いになる。
ミスへの寛容性は実際どの程度ある?
ゼロトルクバランスの効果で、ストローク中の捻れが抑えられたという使用者の感想がある。複数ラウンドを通して3パットがほとんど出ず、1パットやタップイン2パットが多かったという報告もある。
中古でこのモデルを探すとき、どこを確認すればいい?
シャフトはブラックPVD仕上げで同社の他モデルより硬めに作られているため、研磨や傷で仕上げが落ちていないか確認したい。グリップはミッドサイズのピストル型が標準なので、社外品に交換されている個体は元の構えの感覚と変わる点も見ておくといい。
シャフトやセッティングはどう考えればいい?
シャフトはセンターシャフト向けに重さと硬さを持たせた専用設計で、シャフトリーンをなくしてフェースに近づける構造になっている。構え自体は見慣れたセンターシャフトマレットと変わらないため、ゼロトルク系パター初心者でも違和感なく移行しやすい。
購入タイミング・型落ち
型落ちのタイミングで値下がりを狙うにしても、グリップやシャフトの状態は購入前に必ず確認した方がいい。センターシャフト特有のクセに慣れるには数ラウンドかかることもある。まず近くのショップで構えてみて、違和感の有無を確認するのが先だ。試打が先だ。
中古流通に出てくるのは、モデルがある程度定着したあとになる。買い替えを急ぐ必要はない。急がない。今のパターで3パットが減らないと感じたときに検討すれば十分である。
似たギア(パター)
オデッセイ の他のモデル
編集方針・出典
本記事は複数の試打レビュー(海外・日本のメディア/動画)とメーカー公式情報を GolfEdge 編集部が総合し、要点を再構成したものです(単独実機試打ではありません)。本文の最終更新: 2026年10月11日。