PLD MILLED ANSER 2D ガンメタル
結論
ping PLD MILLED ANSER 2D ガンメタルは、削り出し製法とディープAMP溝(打球面の深い溝模様)を組み合わせた、ANSER系譜の正統進化型パターだ。ワイドソールでミスヒット時のブレを抑える設計であり、打感は硬すぎずやわらかすぎない重厚感と評されている。サイトラインは直線的に狙える構成で、様々なストロークタイプに対応するラインアップが用意されている。スコアメイクの再現性に悩む会社員ゴルファーには、構えたときの違和感の少なさが刺さるはずだ。今すぐ結論を出す必要はない。試打の機会があれば、まずアドレスした時の見え方だけ確認しておくといい。
総合評価
PLD MILLED ANSER 2Dは、PINGのツアー向けミルドラインの中でもANSERの原型を強く踏襲したモデルである。海外メディアの評では、削り出しの製造公差の小ささがスコッティキャメロンやベティナルディ級と並べて語られており、ヘッド四隅から新ディープAMP溝までの仕上げの精密さが打感の良さに直結しているとされる。「究極の打感」という評価もあり、精密なミーリング(削り出し模様)がそのままフィーリングに反映される設計だ。PLDカスタムフィッティング版のANSERと並べても、フィーリングの一致感が高いという指摘があり、一般販売モデルとしての完成度の高さも評価されている。
打感については、ステンレススチール素材に深いディープAMP溝を組み合わせることで、硬すぎずやわらかすぎない重厚感を再現しているという評もある。打球音についても、ツアー選手が求める音域を意識した仕上げだ。評価が分かれる点は今回確認できていないが、「コピーではなく本家ANSERである」という位置づけを強調する声が複数ある。
各メディアの試打レビュー統合
複数の海外レビューを重ねると、まず語られるのはミーリング(削り出し模様)の精度である。各ヘッドの削り出し確認に相応の時間をかけているという記述があり、フェース面のAMP溝からトップラインまで仕上げのばらつきが小さいことが繰り返し指摘されている。この精度の高さが、そのまま打感の評価につながっているという解釈だ。構えたときの見た目についても、複雑なトップラインやフランジ角度を削り出しで再現しており、鋳造製法では出しにくい完成度だとされる。
転がりに関しては、ANSERというヘッド形状自体が1960年代からミスヒット時でもヘッドがブレずにまっすぐ転がる設計として評価されてきた系譜であり、今回のPLDミルド版もその特性を引き継いでいるという見方だ。サイトラインは追加されているものの、シンプルで直線的に狙える構成にとどめている。ワイドソールの採用も寛容性(ミスヒットへの強さ)に寄与する要素として言及されており、重心位置にもミーリング加工が施されているという記述がある。
一方で、打感の細かな詰まり方や芯を外した時の音の変化まで踏み込んだ具体的な数値データは、今回参照した範囲では確認できなかった。感覚としては、ディープAMP溝越しにボールを転がすと詰まった『カツン』ではなく、伸びるような手応えに寄るという方向性の評価が中心である。
向いている人 / 向かない人
向いている人
- ストロークが安定しきらず、ミスヒット時にヘッドがブレて方向がずれやすいと感じている人。ワイドソールと重心位置のミーリング調整が、直進性の支えになりやすい。
- 打感が軽すぎるパターに物足りなさを感じ、硬すぎずやわらかすぎない重厚感のあるフィーリングを求める人。
- ANSERのオーソドックスな形状を好みつつ、削り出しならではの精度と仕上げの完成度も重視したい人。
向かない人
- 派手なマレット形状やハイMOI(慣性モーメントが大きく直進しやすい特性)系の大型ヘッドを求めている人には、ANSER系の伝統的なブレード寄り形状は選択肢から外れやすい。
- サイトラインの主張が強いモデルで狙いを視覚的に強調したい人には、シンプルな直線サイトラインは物足りなく映る可能性がある。
HS帯や年間ラウンド数に関わらず、パターは構えたときの違和感の有無が最優先だ。無理に今回で決めなくてもいい。
スペック✓ メーカー公式照合済
| 発売年 | 2024年 |
|---|
数値の意味(あなたへの影響)
| 項目 | 内容と影響 |
|---|---|
| ソール形状(ワイドソール) | ヘッド後方の質量配分により、ミスヒット時のヘッドブレを抑えやすい構造 |
| フェースミーリング(ディープAMP溝) | 硬すぎずやわらかすぎない重厚感のある打感を狙った仕上げ |
| 製造方式(削り出し) | トップラインやフランジ角度の精度が高く、構えた際の見え方のブレが少ない |
| ヘッド系譜(ANSERタイプ) | ミスヒット時でもまっすぐ転がりやすいとされてきた形状特性 |
| サイトライン | 直線的でシンプルな構成。狙いを視覚的に強調しすぎない設計 |
数値というより仕様の組み合わせで見るべきモデルだ。ロフト角やライ角などフィッティングで変わる項目は、今回参照した情報の範囲では確認できていない。
歴代・競合の位置づけ
ANSERというヘッド形状は、PINGのパターラインの中でも最も古株の系譜にあたる。今回のPLD MILLED ANSER 2Dは、そのANSERを削り出しで再構成したモデルであり、レビューでは「コピーではなく本家ANSER」という位置づけが強調されている。変更点はサイトラインの追加とガンメタル仕上げにとどまり、大きな設計変更ではないという評だ。
削り出しパターの競合という文脈では、スコッティキャメロンやベティナルディといった老舗ブランドの精密ミーリングと並べて語られる場面がある。順位付けというより、加工精度の水準として同じ土俵に乗っているという評価のされ方だ。PLDカスタムフィッティングラインで作られる同系ANSERとの一致感も高いとされ、一般販売モデルとしては上位クラスの完成度に位置づけられている。
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よくある質問
PLD MILLED ANSER 2D ガンメタルはどんな人に向いていますか
PINGのフィッティング提供を通じて個々のストロークタイプに合わせた提案がなされており、直線的なストロークに限らずさまざまなタイプに対応できるようラインアップされている。パターの精度にこだわり、1打でもスコアを詰めたいアマチュアに向けて展開されているモデルでもある。
弾道やつかまりの傾向はどうですか
ANSER系のヘッド設計は、ミスヒット時でもヘッドがブレずにまっすぐ転がる特性で1960年代から評価されてきた系譜にある。今作もその設計思想を踏襲しており、直進性を重視したストロークとの相性が語られている。
前モデルや他ブランドのパターとの違いは何ですか
今回のPLD MILLED ANSER 2Dは既存ANSERのコピーではなく本家ANSERの流れをくむモデルで、サイトラインの追加とガンメタル仕上げという軽微な変更にとどまっている。フェース面にはPINGとして初めて採用した深いディープAMP溝を組み合わせ、削り出し製法によって従来の鋳造モデルでは再現しにくいトップラインやフランジ角度まで仕上げている。
寛容性ややさしさは実際どの程度ありますか
ワイドソールを採用しており、ミスヒットへの強さを意識した設計になっている。重心位置にもミーリング加工が施され、ANSER系譜が持つ直進性の高さと合わせて安定したストロークを支える構成といえる。
中古で狙う場合に注意すべき点はありますか
PLDにはカスタムフィッティングを経た個体と一般販売モデルが存在し、外観や使用感が近くても仕様が完全に同一とは限らない。中古で購入する際は、フィッティング前提で調整された個体なのか一般販売仕様なのかを確認しておくと安心できる。
シャフトやセッティングはどう考えればよいですか
PINGのパターは2022年3月以降、シャフトを複数の種類から選べる仕様になっており、モデルによってシャフト構成が異なる場合がある。セッティングを検討する際は、購入時点でどのシャフト仕様が組まれている個体かを個別に確認しておく必要がある。
購入タイミング・型落ち
モデルであり、現行ラインの中では新しい部類に入る。パターは打感やサイトラインの好みが左右するため、型落ちを待つよりも、まず構えたときの違和感の有無を確認する方が優先度は高い。ワイドソールとディープAMP溝という組み合わせは今のラインでも継続採用される可能性が高く、急いで型落ちを狙う理由は薄い。
価格に見合う内容かどうかは、削り出しの精度と仕上げの完成度で判断すべきところだ。同クラスの削り出しパターと比べても割高感はない、という評価の方向性である。買い替えを急ぐ必要はない。次にネットで打つ機会があれば、まずアドレス時のサイトラインの見え方だけ確認しておくといい。
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編集方針・出典
本記事は複数の試打レビュー(海外・日本のメディア/動画)とメーカー公式情報を GolfEdge 編集部が総合し、要点を再構成したものです(単独実機試打ではありません)。スペック数値はメーカー公式と照合しています。最終更新: 2024年モデル情報を含む。